Z会アドバイザーが送る受験指導

総合力を第一に

高校3年生の9月から新たに単語帳を始めるのは正しいでしょうか?

もちろんやめるべきですね。絶対に間に合いません。

間に合わないだけならいいのですが、単語帳を覚える時間を割くために他科目の勉強時間を削ってしまうことが問題です。初めて単語帳を覚える場合はよいかもしれませんが、2冊目の単語帳をやったところで英語の点数が上がるかといわれると疑問です。

 常にメリットとデメリットを考えましょう。

問題集をやり始める前に、この問題集をやり終えることでどれだけの力が自分につくか想像してみてください。他の問題集をしたほうが、総合成績は上がる可能性があります。
当然、苦手科目にはより多くの時間を割くべきです。得意科目はもともとの成績がよく、伸びしろが少ないため、時間を割いても非効率的です。

得意科目は伸びしろが大きい

大学入試は、何科目もの勉強をしなければならず、総勉強量を各科目に配分していくことになります。当然英語に多くの時間を割くと、他科目の勉強時間は少なくなります。

 一日の時間は有限です。

均等に配分する必要はありません。ただ、どうすれば勉強時間を効率的に配分できるか?は常に念頭においておく必要があります。

 勉強時間の配分にはいくつかの鉄則があります。

  1. 理科・社会など忘れやすい科目は高校3年生で一気に終わらせてしまう。
  2. 文型科目(英・国・社)と理系科目(数・理)は交互にやると効率的
  3. 思考力が必要な科目は朝に、暗記科目は夜にまとめてしまう。

この3つは基本中の基本です。むしろこの原則に従えば、一日の計画は比較的簡単に組めるようになります。縛りがあるほうが選択肢が少ない分簡単ですね。前日の夜にその日の計画を立てるようにする習慣をつけましょう。

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